子どもは遊びの天才       <屋外遊び編 その1>

五月の連休が明けて爽やかな五月の風を期待したかったのですが、季節は少し先回りして「夏」の陽気になって気温の高い日が続いたり、気温が急に下がったりする陽気になっています。そんなことにはお構いなしで元気に遊ぶ子ども達です。遊びの場として学校の施設を使わせていただいていますが、特に「中庭」は絶好の遊び場になっています。校時の休み時間に使っている遊具を学童でじっくりと使えることでのびのびと楽しむ光景を見ることができます。本稿では、そのような中庭での子ども達の遊びの様子をピックアップします。その中庭にそびえ立つ大きな楠の木が子ども達を見守っているかのようです。「かくれんぼ」や「だるまさんが転んだ」の際に目を伏せて数を数えたり、寄りかかって休息したりする姿をよく目にします。

中庭の楠の大木。鬼ごっこなどの遊びの基点・目印になり、暑い日には木陰をを作り、子ども達の癒しにもなっています。
遊びの中心に「楠の大木」がいます。
「ゆらゆらジャングルジム」は鎖でつながれた不安定な遊具。その不安定さが子ども達には人気の理由のようです。
高いところに登りたくなる子ども達の衝動を満たす遊具です。高いところから声がかかります。「ここに登ったんだ!」とアピールしているかのようです。
遊びの定番「鬼ごっこ」。遊具をつかうものではありませんが、遊具や樹木の間を機敏に駆け回り、数種類の鬼ごっこが展開されます。
「ジャングルジム」は従来の形のものですが「けーどろ」鬼ごっこの牢屋や見張り搭として使われることもある遊具です
「雲梯」中庭から少し離れた所にあります。それでもいつも数人が懸垂しながら渡りきることをめざして挑んでいます。
雲梯の鉄棒をつかむ手に豆ができそうで「痛い!」と叫びながらも頑張って挑戦
「ブランコ」遊具の定番中の定番です。揺らす高さを競い合うこともありますが、休憩や談笑の場としても使われて、絶え間なくブランコが揺れています。
定番の「滑り台」。ただ滑るだけでなく鬼ごっこの避難場所として使われたりすることも多いようです。
「鉄棒」鉄棒ができる子は積極的に遊びます。使用頻度は低い遊具かもしれません。うまく逆上がりができた!うまく前転ができた!と歓声が上がります。
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